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台湾新幹線はネット予約がおすすめ、チケットの予約・受取方法と乗り方

台湾新幹線に乗って台南へ
台湾新幹線に乗って台南へ

台湾旅行に来て台北から台湾新幹線で台中・嘉義・台南・高雄などへ行く方も多いと思います。私も台湾に住み始めてから台湾新幹線に乗る機会も増え、台湾国内旅行には欠かせない存在です。

そこで今回は台湾新幹線とはどんなものなのか、そして旅行者にもおすすめなインターネットでの予約と受取り方法、乗り方についてまとめてみました。

新駅も開業してますます便利な台湾新幹線(高鉄)

新駅も開業し、ますます便利になっている台湾新幹線(高鉄)
新駅も開業し、ますます便利になっている台湾新幹線(高鉄)

台湾新幹線の正式名称は台湾高速鉄路で、台湾人は略して高鉄(ガオティエ/gaō tiě)と呼んでいます。中国語では「高鐵」と書きます。

今年2016年の7月には台北駅より先に南港駅も開業し、ますます便利になっている台湾新幹線。南港駅から終点の左営駅(高雄)まで最速1時間45分ほど。台中・嘉義・台南・高雄方面へ行く際には必須の交通手段です。

台湾新幹線は高雄(左営駅)までですが、高雄から台鉄に乗って台東方面まで行く方法もあるようです。台東へは台北の松山空港から国内線も飛んでますが、私のある台湾人の友達は台湾の国内線には絶対乗りたくない(事故が多いから)、台東へ行くならこの方法で行くと言ってました。飛行機なら1時間ほどで行けちゃうので台東へ直行なら私は飛行機を選択しますけど。

台湾新幹線の座席と、ビジネスクラスシート

台湾新幹線の普通車両
台湾新幹線の普通車両

台湾新幹線は日本の車両が採用されているため、中は日本とほぼ同じ。座席種別は普通指定席普通自由席ビジネス席(日本でいうグリーン車)があり、普通車両は横5列(2列+3列)、ビジネス車両は横4列(2列+2列)です。

台湾新幹線のビジネスクラスシート
台湾新幹線のビジネスクラスシート

新幹線の真ん中6号車がビジネス車両になっています。

ビジネスクラス(商務車廂)のドリンクとお菓子のサービス
ビジネスクラス(商務車廂)のドリンクとお菓子のサービス

ビジネス車両は席がゆったりしているというだけでなく、乗車後におしぼり・ドリンク・お菓子のサービスがあります。ドリンクの種類はコーヒー、お茶、ジュース等。お菓子はマドレーヌだったり、中秋節の時は月餅のようなお菓子だったりと、時期によって変わります。

台湾新幹線仕様のミネラルウォーター
台湾新幹線仕様のミネラルウォーター

乗車時のサービス以外に台湾高鐵仕様になったミネラルウォーターのサービスもありました。

ひじ掛け部分にはコンセントも完備
ひじ掛け部分にはコンセントも完備

ビジネスの各席にはコンセントも付いているので、スマホの充電やパソコン用に使え便利です。旅先でもスマホは必須なので、移動中に充電できるのは助かります。

ビジネスの料金は、例えば台北-高雄(左営)間だと普通車指定席1,490元、ビジネス2,195元とプラス700元(日本円で約2,600円)ほどで乗れちゃいます。
(*上記の普通席料金は割引なしの価格)

台湾新幹線の停車駅

高鉄台中駅のホーム
高鉄台中駅のホーム

台湾新幹線の停車駅は全部で12駅。北から

南港駅 (Nangang)
台北駅 (Taipei)
板橋駅 (Banqiao)
桃園駅 (Taoyuan)
新竹駅 (Hsinchu)
苗栗駅 (Miaoli)
台中駅 (Taichung)
彰化駅 (Changhua)
雲林駅 (Yunlin)
嘉義駅 (Chiayi)
台南駅 (Tainan)
左営駅 (Zuoying)

南港、台北、板橋、台中、左営(高雄)駅にはすべての新幹線が停車します

台湾新幹線の料金

台北駅の正面から
台北駅の正面から

台湾新幹線の料金(台北駅から乗車の場合/片道)をまとめてみました。

駅名 普通指定席 ビジネス車両 普通自由席
南港 40 設定なし 35
台北
板橋 40 設定なし 35
桃園 160 395 155
新竹 290 575 280
苗栗 430 765 415
台中 700 1,125 675
彰化 820 1,285 795
雲林 930 1,440 900
嘉義 1,080 1,635 1,045
台南 1,350 2,005 1,305
左営 1,490 2,195 1,445

(2017/10/22時点の料金)

台北から桃園まで普通指定席で160元(約600円)、台北から台中まで普通指定席で700元(約2,600円)、台北から台南までは普通指定席で1,350元(約5,100円)、台北から高雄のある左営までは1,490元(約5,600円)です。

気になったのは、台北駅から新北市の板橋駅、あるいは南港駅までは普通指定席で40元という安さ。南港から板橋まで乗っても70元です。南港から板橋まではMRTでも行け、15駅45元で約31分。これが新幹線だと2駅70元で19分。それほど時間短縮にはなりませんが、確実に座って行けるので、これくらいの距離なら新幹線に乗るのもアリかなと思ってしまいます。MRTの料金に100円ほど足せば新幹線に乗れてしまうのはお得ですよね。

ちなみに南港-台北-板橋の区間はビジネス車両の設定はありません



台湾新幹線は事前インターネット予約がおすすめ

高鉄のチケットは当日でも自動券売機や窓口で購入できますが、「もう乗る日が決まっている」という場合には事前のインターネット予約・購入がおすすめです。

というのも、週末や連休と重なると場合によっては満席、あるいは隣同士が空いてなく、友人とバラバラに座ることに、なんてこともあります。そんなことにならないためにも事前に予約しておいた方が安心です。

私も以前友達と台中へ行った時、2人だし大丈夫だろうと予約せずに当日チケットを購入しようとしたら隣同士が空いてなく、しかも3列の真ん中しか空いてないということがありました。台北から台中は1時間弱なのでまだ良かったですが、できれば友達や家族とは隣に座って行きたいですよね。

早割りで指定席の運賃が最大35%オフになる

早割り35%引きが適用になったチケット
早割り35%引きが適用になったチケット

乗車日の5~28日前に普通車の指定席を予約すると大人運賃が35%・20%・10%割引になることがあります。これは数に限りがあるので必ずではありませんが、早く予約すればするほど35%割引で購入できる確率が高くなります。

上の画像のチケット上部に記載されている「早鳥65」というのは早割り(アーリーバード)35%割引が適用になっているという意味です。

この早割りは普通車両の指定席のみでビジネス車両や自由席には適用されません。

台湾新幹線のチケットは28日前から予約購入ができるので、28日前の日付が変わってすぐ見ると35%割引きで購入できる列車が多いことがあります。

台湾新幹線のホームページは完全日本語対応

台湾新幹線のホームページはオンライン予約から注意事項まで全て日本語で表示されているので安心です。変更やキャンセルの説明も日本語で書いてあるのでとても分かりやすく便利です。

他に中国語と英語表示もあります。

台湾新幹線のインターネットでの予約方法

オンライン予約は台湾新幹線のホームページ右上から
オンライン予約は台湾新幹線のホームページ右上から

インターネット予約は台湾新幹線ホームページ右上にある「オンライン予約 」から簡単に行えます。

検索画面も完全日本語対応で安心
検索画面も完全日本語対応で安心

クリックして進むと検索画面になるので、乗車日などを入力し、表示されている確認コードを入力し、「検索」をクリック

優待欄に赤いマークがついてる列車は割引対象
優待欄に赤いマークがついてる列車は割引対象

乗る列車を選択し、「確認」をクリック
「優待」の欄に赤く表示されている列車は割引料金で購入できます。

受取人情報を記入して予約完了
受取人情報を記入して予約完了

受取人情報として以下を記入

  • パスポート番号
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 同意にチェックを入れ、「予約完了」をクリックしたら予約完了です。
    「予約完了」をクリックすると予約完了になり、確認画面は出てこないので注意してください。

    予約完了画面右下から続けて支払いをします
    予約完了画面右下から続けて支払いをします

    続けて支払いをします。
    支払いはクレジットカードでのオンライン決済が一番簡単でおすすめです。予約完了画面右下をクリックしてクレジットカードで決済を行えば予約完了です。

    予約・支払完了後、メールでも届く予約番号は受け取りの際に必要になります。パスポートと一緒に忘れないようにしてください。

    チケットの受け取り方法

    台北駅地下1階のチケット売り場
    台北駅地下1階のチケット売り場

    予約したチケットは駅の窓口や自動券売機で発券できます。台北駅なら地下1F南側、忠孝西路側に台湾新幹線の窓口や券売機がずらっと並んでいるのですぐ分かると思います。

    台北駅のMRT側から歩いていくと上の画像のような窓口と自動券売機が並んだエリアが見えてきます。

    予約したチケットを窓口で受け取る場合はこちらに
    予約したチケットを窓口で受け取る場合はこちらに

    窓口で普通席の当日券購入や予約したチケットを受け取る場合はこの「當日票・預售票」という所に並び、予約番号とパスポート番号を伝えれば発券できます。

    チケット受取時に必要なモノ

  • 予約番号
  • パスポート(番号)
  • ビジネスクラスのチケットは紫色の窓口で
    ビジネスクラスのチケットは紫色の窓口で

    ビジネスクラスシートの場合は紫色の窓口「商務車廂」と表示されている窓口に並び、予約番号とパスポート番号を伝えます。

    自動券売機コーナー
    自動券売機コーナー

    ここは自動券売機エリア。

    クレジットカード専用の自動券売機
    クレジットカード専用の自動券売機

    こちらはクレジットカード専用の自動券売機。窓口に比べ自動券売機はいつも空いています。

    予約済みチケットの発券は一般取票から
    予約済みチケットの発券は一般取票から

    自動券売機で予約したチケットを発券するには「一般取票」をタッチし、パスポート番号の下4桁と予約番号を入力します。

    台湾新幹線の乗り方

    台湾新幹線の改札口
    台湾新幹線の改札口

    台湾新幹線の乗り方は簡単です。チケットを発券したら台湾新幹線の改札口へ。改札口は左右にあり1-6車両と7-12車両に分かれています。

    こちらは7-12車両の改札口
    こちらは7-12車両の改札口

    チケットを確認して何号車に乗るのか確認してから入りましょう。

    台湾新幹線の自動改札機
    台湾新幹線の自動改札機

    改札口ではチケットを自動改札に入れ、通るだけです。今まで台湾新幹線の改札ではチケットの裏面を上にして入れる必要がありましたが、今では新型の自動改札機が導入され、裏表関係なく読み取れるようになりました。たしかにこれまでの方法では慣れていないと戸惑います。試しに表面を上にして自動改札機に入れたところ、問題なく通過できました。

    改札の中へ入ると発車時刻まで座って待てるように結構たくさん椅子が設置されています。また改札内には小さなセブンイレブンがあるので飲み物やお菓子も購入できます。



    台湾新幹線オリジナルグッズにも注目

    左営駅(高雄)構内にある新幹線グッズの自動販売機
    左営駅(高雄)構内にある新幹線グッズの自動販売機

    新幹線の中でも購入できるようですが、以前高雄の左営駅構内にこんな台湾新幹線オリジナルグッズの自動販売機がありました。旅の記念に、そしてちょっとしたお土産にもいいかもしれません。

    台湾新幹線各駅の絵柄になったコースター
    台湾新幹線各駅の絵柄になったコースター

    私は高鉄のコースターセット(300元)を購入。開けてみると台湾新幹線各駅のコースターが1枚づつ入ってました。

    台湾新幹線には3日間乗り放題パスも

    3日間新幹線が乗り放題になる Taiwan High Speed Rail Pass 3DAY
    3日間新幹線が乗り放題になる
    Taiwan High Speed Rail Pass 3DAY
    台湾新幹線には台湾を訪れる外国人を対象とした3日間乗り放題パスも販売されています。最近は台南・高雄へ行く場合は常に使っていますが、割引価格で乗れるうえ、使い方次第ではなかなか便利です。この乗り放題パスについてまとめた記事はこちら。

    販売価格は2,200元。台北-台南を普通指定席(定価)に乗って単純往復するだけで元が取れてしまうお得なチケット。気になる方はぜひ。

    乗り放題パスを購入

    まとめ

    台湾内の移動には欠かせない台湾新幹線。オンライン予約は日本語表示で安心、クレジットカードで支払いも簡単。しかも早めに予約すれば早割りも適用になってお得。

    まだ乗ったことがない方もぜひ台湾新幹線に乗って台北以外へも出かけてみてください。

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    台湾新幹線(高鉄)
    Web:http://www.thsrc.com.tw/

     

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