かれこれ4年前、まだ日本に住んでいた頃テレビ番組で紹介された台北にある、見るからにおいしそうな張さんのとろとろ豚足のお店、老牌張豬腳飯へ先日ついに行ってきました。張さんは番組内で紹介された時と同じように今でも店頭に立って調理していて、少しですが中国語で話もできました。
4年前かいっ!て感じですが、台湾に移り住んで3年。台湾にいると常にやりたいこと・行きたい所だらけなので、うっかり忘れてました。
さーて、4年越しの張さん自慢の豚足はいかに!
目次
張さんのとろとろ豚足のお店、老牌張豬腳飯とは
2014年11月、「さまぁ~ずの世界のすげぇにツイテッタ~」というテレビ番組で、俳優の大東駿介さんが台北にある豚足の人気店で1週間修行するという内容。
舌の肥えた台湾の人たちが大行列する、日本人が知らない知られざる台湾グルメとして紹介された老牌張豬腳飯(ラオパイ チャンズージァオファン)。その老闆(店主)が張さんでした。
張さんは豚足一筋22年の豚足を極めた料理人。煮崩れを防ぐため前日に軽く油で揚げてある豚足が地下倉庫の冷蔵庫にたくさん、お店で使われる豚足はなんと毎日1トン。張さんが長年研究に研究を重ねて作り出した門外不出の秘伝のタレで、気温によって火加減を調整しながらじっくり煮込むこと3時間。
柔らかく煮込まれ甘辛いしょうゆベースのたれをかけて食べるコラーゲンもたっぷりの美容にもよい豚足は台湾の女性にも大人気で、1日で2,000食を売るという張さんの豚足。
「あの店の豚足は実にうまい、歯がなくても食べれるんだ」とバスに乗っていた笑顔で話すおじいさんが印象的でした。
台湾で豚は富の象徴、縁起物でもある豚足は幸運をもたらし厄払いにもなるので台湾の誕生会ではケーキと豚足が欠かせず、長寿のお祝いや快気祝いなどめでたい席での定番メニューなんだとか。
番組内で紹介されていた豚足大好きという70歳の女性は本当に若々しくて驚きました。コラーゲンが豊富な豚足は女性にもおすすめですね。
テレビに映る老牌張豬腳飯の豚足は本当においしそうで、夜22時から放送されたので、これを見てお腹が空いた人も多かったことでしょう(笑)。台湾で豚足といえばグルメブログなどでもよく紹介されている松江南京駅近くの富覇王猪脚極品餐庁が有名ですが、それまでは日本人観光客にはほとんど知られてなくガイドブックにもブログでも紹介されてなかった張さんの老牌張豬腳飯は、この番組の放送後から日本人も多く訪れるお店になったのです。
番組を見たあの頃の私は台湾熱もマックスで、台湾関連の番組や雑誌は常にチェックしてましたね。中国語の学校にも通い少しづつ勉強してましたが、まさかその半年後に台北で暮らし始めるなんて、この番組を見ていたあの当時はまったく考えてもいませんでした。
改装され新しくきれいになってた張さんのお店
張さんのお店へ着いたらびっくり、テレビで見た屋台風の黄色い看板はなくなり、新しくきれいに改装されてました。私たちが行ったのは日曜の15時頃、お昼時は完全に過ぎてる時間帯でしたが、それでもお店の前には数人お客さんが並んでいて、人気ぶりが伺えます。
お客さんが並んでいる右側で注文し、左側には座って食べれるスペースがあります。
とお店の外観を撮っていたら、張さんを発見!!当時と変わらない姿でテキパキと調理していました。
店内には「先に注文を済ませてから席を確保してください」という案内が貼ってありました。人気店だとついつい先に席を確保したくなりがちですが、注意してください。
友達と何を食べるか先に決めてから列に並び、私たちの注文の番。
張さんの横で注文を受けている女性、この方は張さんの奥さんでしょうかね。以前テレビ番組でも何度も映っていましたが、番組内で特に張さんの奥さんは紹介されていませんでした。
私が注文内容を言い始めたら「あらっ、あなたたち日本から来たの?」といかにも台湾風の気さくな感じで話しかけられたので、「そうなんです、数年前に日本のテレビで観て来たかったこのお店にやっと来れたんです~!」と話していたら、なんと隣で調理していた張さんも会話に加わってきてくれました!それから張さんも交えて少し話をしてましたが、後半は内容がよく分かりませんでした・・ハハハ
人気店で常に忙しそうなのに、張さんもおばさんも笑顔が素敵でとってもいい人でした。
そして一緒にいた日本から遊びに来た友人がボソッと一言。その友人は頻繁に韓国に行ってるんですが、「こんなこと(店員さんといい感じに会話する)って韓国じゃほとんどない、このへん台湾を見習ってほしいわ」と話してました(笑)。まぁこれは台湾でも韓国でも人によると思いますが。
老牌張豬脚のメニュー
老牌張豬脚の看板メニューである豚足は以下の通り。
蹄膀(豚のもも)
中腿(豚のふくらはぎ)
中段(豚のくるぶし)
腳蹄(豚のひづめ)
腿庫肉(豚のもも)
価格は部位によって異なり90元~200元ほど。
ももは柔らかくボリューム満点、ふくらはぎはうまみのある締まった肉質、ひづめはコラーゲンが豊富なのが特徴とのこと。
メニューは他に滷蛋(煮卵)、滷豆腐(煮厚揚げ)、荀絲(煮込みメンマ)、高麗菜(キャベツ炒め)、味噌湯(味噌汁)、竹荀湯(たけのこスープ)、白飯、白飯加滷汁(タレをかけた白米)などがあります。
いよいよ張さんの豚足をいただきます!
今回は時間も中途半端で2人ともそれほどお腹が空いてなかったので、注文したのは腿庫肉(豚のもも)に滷豆腐、滷蛋、白飯加滷汁(タレをかけた白米)、たけのこスープと少なめです。注文票はありませんが、メニューは日本語でも書かれているので安心ですね。店員さんもいい感じの人たちなので、日本人と分かれば指さし注文でも全く問題なさそうです。
腿庫肉(豚のもも)は味がしっかりしみていて、ホロホロ。ご飯によく合うおいしさです。でも台湾にしては味付けが少し濃いめかなと感じました。私が台湾の薄味に慣れたせいかもしれませんが、日本人にはちょうどいい味付けだと思います。それでも昼過ぎの店内は台湾人のお客さんでいっぱいです。
今回はもも肉だったのでトロットロというよりホロホロといった感じでしたが、コラーゲンが豊富だというひづめあたりの部位だと見るからにトロットロです。
こちらは豚足によく合うタレのかかった白米。タレ無しも注文できます。
こちらも豚足とよく合うたけのこスープ。スープは1つしか注文しなかったのですが、1人1つでよかったです。
こちらのトウガラシがたくさん入った辣醬をつけて食べてもおいしいです、お好みで。
食べ終わった食器類はこちらへ下げましょう。
老牌張豬腳飯への行き方
老牌張豬腳飯の場所はMRTの大頭橋駅の北側、圓山駅の西側のエリアにあって、この辺りは観光客がほとんど行かないエリアとテレビ番組でも言ってましたが、私も大頭橋駅の北側のこの辺りは初めて行きました。
最寄駅はMRT大頭橋駅で徒歩だと10分ほど。桃園空港から台北駅行きの国光客運1819バスで最初に停まるバス停である啟聰學校や次の庫倫街口バス停も同じエリアです。
私たちは大頭橋駅前でYouBikeを借り、自転車でいきました。老牌張豬脚飯のある交差点の反対側にもYouBikeステーションがあるので便利です。
大頭橋駅の南側は観光客にも人気の迪化街(ディホァジエ)やカルフール重慶店があるので、老牌張豬脚飯でお腹いっぱいになった後、観光やショッピングをするのもよし。
張さんのお店は台北松山空港を離発着する飛行機の通り道でもあるので、風向きにもよりますが着陸する飛行機なら結構近くで見れます。
私たちはこの日、老牌張豬脚飯で豚足を食べた後、延平北路をタクシーで真っすぐ南下し、迪化街にある台湾コーヒーが楽しめる森高砂咖啡館でお茶をしてから、迪化街を散策しました。
老牌張豬脚飯から迪化街の森高砂咖啡館までは一人ならYouBikeでも行けちゃう距離なんですが、今回は友達も一緒な上、迪化街周辺の延平北路は自転車優先道路もなく、交通量も多いのでタクシーにしました。
定休日が変更になったので注意
2018年6月から定休日は毎週月曜日(これは変わらず)と毎月第2・第4日曜日が追加になりました。その他にもときどき休業日が事前に告知されているので、行く前に公式フェイスブックで確認していくことをおすすめします。
さいごに
4年前テレビ番組で見た張さんの豚足はとてもおいしく、今も台北で人気の豚足店でした。今回は1種類しか食べなかったので次回はもっとお腹を空かせて全種類食べてみたいです。人気の迪化街からもそう遠くはないので、観光のついでにぜひ!
好好台湾(haohaotaiwan)
老牌張豬腳飯住所:台北市大同區民族西路296號
電話:+886-2-2597-2519
営業時間:11:00~20:30
定休日:月曜日/毎月第2・第4日曜日
Web:公式フェイスブック
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