台湾人と友達になると、大抵の人が英語の名前で自己紹介をする。トニーやニック、アンナ、ジェシカなどと。
英語の名前!?日本人と変わらないその顔で?
と初めの頃はこれがどうも不自然でならなかったけど、慣れると簡単で覚えやすいから便利。考えてみたらイングリッシュネームだけで、本名知らない台湾人の友達も多いかも。
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中国語の名前は難しい
台湾人のこの英語名、海外の友人がいる人や海外と仕事をする人などはみんな持っていて、そうでない人も最近ではほぼ持っているという。まぁ台湾人に限らずだけど。
イングリッシュネームを使う一番の理由は、中華圏以外の人にとっては中国語の名前は発音も漢字も覚えるのが難しいから、というのが理由らしい。
これは本当で、台湾人の苗字は漢字一文字がほとんどだから簡単なんだけど、下の名前が難しい。一度聞いただけではまず覚えらない。
ちなみに陳(チェン)、林(リン)、黄(ホァン)さんが台湾人の苗字トップ3。この3つの名字だけで人口の約25%、陳さんだけで約11%を占めているというほど。なので台湾は本当に陳さんだらけ。
市民権を得ているイングリッシュネーム
このイングリッシュネームはどうやって決めるのか聞いたところ、大抵の人は自分の好きに決めるんだそう。でもいつまでも決めないでいると学校の先生が「じゃああなたは●●●ね!」って決められちゃうんだって。
親が決めるわけではないし、ずっと同じ名前を使う人もいれば、途中で変更することも良くある事みたい。
ニックネームみたいな気軽なものなんだろうね、って思っていたけど、ある時アンちゃんのパスポートを見たらなんと!
パスポートに「English Name」の欄が!
すごい!
というか意外!
こんな公的証明書にも書かれているなんて。
なんでもござれの英語名
時々変わったイングリッシュネームの人に出会うこともあって、ちょっと面白い。
今までで一番インパクトがあったのは「Et(イーティ)」。
これってもうあの映画のETしか思い浮かばない。でも超インパクトあるから覚えやすいけど、なぜETにしたのか突っ込んで聞けばよかった。
ちょっと変わったところでは「Kaori(カオリ)」。この子は日本語がペラペラな日本好きな女の子。こういうのもアリらしい。
中には兄弟で同じイングリッシュネームを使っている場合も。小さい頃に弟のイングリッシュネームを気に入った兄が「それいい名前だね!」って同じ名前を名乗ってるんだって。「兄弟で同じじゃ不便はないの?」って聞いたら「家族内で使うことはないし、不便はないよ」とのこと。
日本人にはあまり馴染みのないイングリッシュネーム。なんかいろいろと不思議だけど、おもしろい。
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外国人にとって、中国語名前の読み方は読みにくすぎ
読み方を説明することより、
英語の名前で紹介するほうが簡単だから