台湾の冬の風物詩、平溪天燈節(平渓ランタンフェスティバル)に今年こそ行こうと決め、台湾鉄道に乗って会場のある十分駅までやってきました。あいにくの小雨が降る天気の中、いったいこの後どうなるのか。
目次
十分駅から平渓天燈節の会場に到着
台湾鉄道に乗って無事十分駅に到着したのが12時前。そこからゆっくり歩いて30分くらい、道の両脇にある屋台を覗きながら歩いて行くと平渓天燈節の会場に到着。地図も確認せず、なんとなく歩いて行ったけど無事に到着です。
雨が降る中、ここで記念写真を撮り、本人はもうすでに満足気味。今からこんな状態でこの後が心配。
ランタンあげの整理券を入手
そして、人が集まっているテントの方へ行くと
ここでランタンあげの整理券を配っています。とりあえず「最後尾はここです」のところに並びます。
雨の中、スタッフさんも大変・・。
チケットが手に入らなければそれでもいいやと思っていたけど、あっけなく整理券をゲットできました。
でも整理券には集合時間19:40と。聞くと、ランタンをあげるのは40分後の20:20から。うーん、かなり遅い・・。それまでこの雨の中、時間を潰せるか自信がありません。
整理券と一緒に配られたランタン型の記念品。中には1元コインが入っている。
そしてパンフレットと
バレンタインデーだから、ハート型のチョコレート。
この時点でまだ12:30。会場周辺にいても時間は潰せそうになかったため、十分駅のほうへ戻ることにしました。
十分駅周辺で時間をつぶす
十分駅に戻る道の両側には屋台がたくさん出ていて、こんな時間でもお客さんはたくさんです、さすが平溪天燈節。豚の丸焼きの屋台もでていました。
やたら混雑していた滷味のお店を横目に、最初に食べたのは
イカ焼き。
雨の中、アツアツのイカ焼きを食べながら、これからどう時間を潰すかさらに心配に。
駅の方へ戻ると線路の両脇のお店を物色しつつ、座って休めるお店を探すが、どこも観光客でいっぱいなんです。
ここで結構驚いたのが日本人の多さ。若い人からおばさんの集団まで、あちこちから日本語が聞こえてきて、ランタンに書かれている文字にも日本語がチラホラ。
線路上では小雨が降る中、ランタンをあげる人達が大勢いました。この人達も日本人っぽいですね。
やっと座って休めるカフェへ
線路からちょっと奥まった場所にあるこの「樓仔厝」という民宿兼コーヒーショップらしいお店。座れるかな~と奥に進むと、中は意外に広いんです。
テラス席の満席具合に希望をなくしかけましたが、店内は意外にも空席があり、良かったです。
ごはんを食べたかったけど、あいにくこの日だけの特別メニュー定食(3種類)しかなく、あまり美味しそうではなかったので、お茶だけ注文し、しばらく休憩。
樓仔厝で2時間ほど時間をつぶした後は、このおじさんが焼く豚の串焼きや
線路沿いの「日進小吃店」というお店で魯肉飯を食べたり。
そして候硐駅で購入した鉄のポストカードを友達へ宛てて出したり。
十分駅周辺の線路沿いでランタンあげ
17:00過ぎになると辺りは暗くなり出し、十分駅周辺の線路沿いではランタンをあげる人達も増えてきました。
空には相当な数のランタンがあがっていて、とてもいい雰囲気。やっぱり暗くなってからの方が綺麗に見えます。
こんなハート型のランタンもあるんですね、大勢の人が写真を撮っていました。
中には風で横に飛ばされたり、電線に引っ掛かってうまく上がらず燃えてしまうランタンも・・。お店の人に水をかけられ、無残な姿に。
夜に平渓天燈節の会場でランタンをあげる予定の私たちですが、それまで待てる自信がなくなってきたので、そしてまだまだ時間もあるのでまずはこの線路沿いでランタンあげに挑戦することにしました。墨を使ってランタンの4面に願い事を書いて、記念撮影。ランタンの中に火をつけるとみるみる膨らんできたところで手を放すと。
結構な勢いであがっていきます。
(これはお店の人が撮ってくれたもの)
無事に空へ上がっていき(この一番大きいやつ)、そして、あっという間に上空へ。
今回十分に来て一番驚いたのはランタンのあがる速さ。もっとゆらゆらとゆっくりあがるのかと思っていたんですが、想像よりスピードが速くてビックリです。
再度平渓天燈節の会場へ
ランタンをあげるのに夢中になっていたら、もう18時前。そろそろ平渓天燈節の会場で第一弾のランタンがあがる頃なので、会場へ向かいます。会場周辺は人・傘・人の大混雑。でもなんとか会場近くまで行くと、ライトが消され、掛け声とともにたくさんのランタンが空へ!
傘の間からあがっていくランタンの数々。傘を持ちながらなので写真がブレブレです・・。
iPhoneで撮った写真くらいでは、あの感動は伝えられないほど実際はとても綺麗でした!!!
実際はこんな雰囲気です。
風に乗ってランタンはあっという間に見えなくなり、あっさり1回目が終了。
そして2回目では注目されていたパンダの赤ちゃん、圓仔のランタンが燃えてしまうハプニングも発生しちゃいました。
結局雨はずっと止まない状況の中、寒さと雨と混雑で2人とも疲れ果て、19:40までは待てないという状況だったため、会場でのランタンあげは諦めて帰ることにしました。
一番心配していた帰路
予約していた帰りの電車にはもう間に合わない時間だったので、台北動物園行きのバス待ちの行列に並びます。
列は2つに分かれていて、座りたい人は2時間待ち、立ったままでもOKって人は30分待ちだよ、とスタッフのお兄さんが案内しています。こんなに疲れているし座って帰りたいけど2時間も待てないからと、立ったまま帰る方を選び列に並ぶと、ちょうど30分くらいでバスに乗れました。スタッフの人達が「バイバーイ!」と笑顔で手を振ってくれ見送られ、1時間弱でMRTの動物園駅に到着です。
さいごに
雨と寒さとどこへ行っても混雑している状況で本当に疲れました。でも空にあがっていくたくさんのランタンは本当に綺麗で、確かに一度は行くべきイベントなのかもと思います。
会場で大勢の人たちと一斉にランタンをあげれなかったのはちょっと残念ですが、線路沿いでもあげたし。というかあの時ランタンをあげておいてよかったです。終わってみれば、雨でも行って良かったなと思えるこの平渓天燈節。もしまた行くとしたら絶対に雨の日は避けたいです。
平渓天燈節へ行った皆さん、お疲れさまでした。
好好台湾(haohaotaiwan)
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