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台湾でSIMフリーiPhone7を購入してみた

iPhone7が発売されてからしばらく経ちましたが、2016年の11月に台湾でSIMフリーのiPhone7を購入してみました。今回購入したのはアップルの正規販売代理店であるSTUDIO Aの台北101店。そしてiPhone7購入のついでに免税(TAX FREE)の手続きもやってみました。

台湾のアップルストア的存在のSTUDIO A

台湾のアップルストア的存在のSTUDIO A
台湾のアップルストア的存在のSTUDIO A

この記事を書いた2017年3月の時点では台湾にはまだアップルストアがなく、今回SIMフリーのiPhone7を購入したのは「STUDIO A」という台湾最大のアップル正規代理店。正式にはアップルプレミアムリセラー(Apple Premium Reseller)といわれ、STUDIO Aは台湾中に店舗を構えていて台北市内では東区を中心に11店舗。誠品書店の信義店と敦南店に入っているiPhoneショップもSTUDIO Aです。

このSTUDIO AにはiPhoneをはじめ、Macにアクセサリー類まで幅広く扱っていて、店員さんの対応もなかなか。台湾のアップルストア的存在のお店で、台湾で暮らしている私は何かとお世話になることの多いお店です。

こちらもアップルプレミアムレセラーのDATA EXPRESS三創生活園區店
こちらもアップルプレミアムレセラーのDATA EXPRESS三創生活園區店

台湾初のアップルストアが台北101内にオープン

台湾に初出店したアップルストア
台湾に初出店したアップルストア

私がiPhone7を購入した約半年後の2017年7月1日に台北の信義区に台湾初のアップルストアがオープンしました。初出店の場所は台北のランドマークでもある台北101ビルのショッピングセンター内1階。MRTの台北101/世貿駅側(信義路側)から入って目の前にあります。

台湾初のアップルストアはワンフロアの広々とした空間
台湾初のアップルストアはワンフロアの広々とした空間

日本では渋谷のアップルストアにしか行ったことがないのですが、渋谷店と比べると台北101のアップルストアはワンフロアで広々とした店内になっています。

台湾2店目のアップルストア
台湾2店目のアップルストア

2019年6月には上の台北101店のすぐ近く、同じ信義区に台湾で2店舗目のアップルストアがオープンしました。こちらはガラス張りの路面店で開放的な雰囲気です。

免税対応も可能なSTUDIO Aの台北101店

免税対応も可能なSTUDIO Aの台北101店
免税対応も可能なSTUDIO Aの台北101店

今回私が向かったのは台北101ショッピングセンター内にあるSTUDIO A 101店。台北101ショッピングセンターでは免税対応が可能で、STUDIO Aも対象のため、iPhone7を免税で購入するのであれば免税手続きに慣れているであろうこの台北101店で購入した方がいいのではと思ったからです。
※台北101内にアップルストアがオープンしたため、こちらのSTUDIO A 101店は無くなりました

STUDIO Aは台北101ショッピングセンターの地下1階にありました。お店へ入ってすぐのところにiPhone7とiPhone7 Plusが並んでいます。

台湾でのiPhone7の価格と在庫状況は

私はブラックを購入しようと考えていたのですが、一応ジェットブラックや他の色の在庫も店員さんに聞いてみました。

台湾でもiPhone7発売直後からしばらくの間はジェットブラック(曜石黑色)やブラックは容量に関係なく常に在庫がなく、予約しなければなかなか購入できない状況でしたが、11月末の時点では店員さんに聞いてみるとジェットブラックやブラックも含め全色・全容量とも在庫がありました。(2016年11月28日時点)
先日発売されたiPhone7レッドもアップル台湾のサイトで見るとiPhone7、iPhone7 Plusとも在庫はあるようです。

ちなみに台湾でのiPhone7の値段は以下の通り(税込)。例えばiPhone7の128GBは28,500台湾元で、日本円に換算すると約105,000円(1台湾ドル=3.7円で計算)、日本のアップルストアでの価格は90,504円(税込)なので円安の今は日本で購入した方が断然安いですね。

iPhone7 iPhone7 Plus
32GB 24,500元 28,900元
128GB 28,500元 32,900元
256GB 32,500元 36,900元

ただ上記の価格は台湾の消費税5%込みの価格なので、台湾の消費税還付制度を利用すると少し変わってきます。

iPhone7とアクセサリーを購入

STUDIO A 台北101の店内
STUDIO A 台北101の店内

というわけで今回はiPhone7のブラックと画面保護のガラス板などを購入。そして友人に頼まれた分のiPhone7 32GBも購入。友人分のiPhone7は免税で購入したいので「免税で買えますか?」と店員さんに聞くと「買えますよ~」と慣れた感じの反応でした。

まずは購入するiPhone7の現物を確認してから、購入した画面保護のガラス板をその場でiPhone7に貼ってくれました。
そしてお家計を済ませ、免税申請用の書面とレシートを受け取ります。この免税申請用の書面とレシート、そしてパスポートをカスタマーサービスセンターへ提出すればOKとお店のスタッフが説明してくれました。

免税申請を行うカスタマーサービスセンターの場所は「お店を出て左側にあるのでそこで申請してください」とのことでした。

台湾の消費税還付制度(TRS)を利用してみた

台湾では商品に5%の消費税がかかっていますが、税金還付制度(TRS)を利用し消費税の還付を受けることができます。

百貨店などの対象店舗で1日に購入した商品が2,000元以上であれば、購入当日に免税申請が可能です。台北101ショッピングセンターではB1階カスタマーサービスセンターでできます。

私はこの消費税還付制度を初めて利用したのですが、台北101内では免税対象購入金額が20,000元以内であれば、その場で消費税の還付をしてもらえるんです。それ以上の金額になると空港で還付を受けることになるということでした。

購入してすぐ101ショッピングセンター内で消費税還付を受けられるなんて、空港での手続き要らずでとても便利ですよね。ただiPhone7の場合はどれも20,000元以上になるので、空港での税金還付手続きは必要になってしまいます。

実際の免税申請手続き

台北101の免税申請カウンター
台北101の免税申請カウンター

まずはSTUDIO Aを出て左へ進むとすぐカスタマーサービスセンター(退税服務中心)がありました。iPhone7購入時にお店で受け取った書面とレシート、そしてパスポートを提出し、しばらく待つとサインをして書類(退税明細申請表)を受け取りここでの手続きは終了。90日以内に空港の税関に申請してくださいと説明されました。

台北松山空港の免税申請場所

出国フロアへ向かうエスカレーターの裏側に
出国フロアへ向かうエスカレーターの裏側に

iPhone7を購入した5日後、帰国のため台北松山空港へやってきました。今回は出国前に税金還付手続きを行うので普段より早めの2時間半前に空港へ到着。税金還付サービスカウンター(退税服務櫃檯)は出国フロアへ向かうエスカレーターの裏側にありました。

台北松山空港内の税金還付サービスカウンター
台北松山空港内の税金還付サービスカウンター

土曜日なので少し混んでいるかもと思っていましたが意外にも空いていました。ガラガラです。

自動税金還付機
自動税金還付機

左側に自動税金還付機もありましたが今回はカウンターで申請します。

パスポートと退税明細申請表、レシートを提出。14%の手数料を差し引いた税金還付金は台湾元か日本円のどちらか選べるということだったので台湾元を選択。免税対象のiPhone7もすぐ出せるように準備していましたが特に確認もされませんでした。

そしてそのまま右隣の兆豊国際商業銀行で還付金を受取り終了。この日は待ち時間なしだったので、空港での税金還付にかかった時間は5分もかかりませんでした。

今回友人に頼まれ台湾で購入したiPhone7 32GB(24,500元)と付属品(2,829元)の消費税分は1,302元。還付手数料14%分の182元が差し引かれ、税金還付額は1,120元でした。日本円にして約4,000円ちょっとが戻ってきました。

台湾で購入したiPhone7は日本で使えるのか

台湾版iPhone7はA1778モデル
台湾版iPhone7はA1778モデル

日本と台湾で売っているiPhone7はモデルが異なり、日本版はA1779(iPhone7)・A1785(iPhone7 Plus)でGSM/CDMA両対応、台湾版のA1778(iPhone7)・A1784(7 Plus)はGSM専用なので台湾で売っているiPhone7はauやau系MVNOでの利用には向きません。ドコモやソフトバンクであれば問題ないと思いますが。

先日日本へ帰国した際に使用したドコモ系MVNOのSIMカードは問題なく利用できました。

そして、そもそも台湾のiPhone7には今のところ日本の技適マークがないので海外旅行用に購入とかであればいいですが、日本での長期利用には向かないかもしれません。iPhone6sであれば日本の技適マークも付いているので日本で暮らしながら使うにはiPhone6sの方が安心かもしれません。
(コメントいただいた後に追記しました)

ちなみに台湾版iPhone8、iPhone Xともに日本の技適マークはありません。

私が台湾でSIMフリーのiPhoneを購入した理由はカメラのシャッター音

台湾で購入したSIMフリーのiPhone7
台湾で購入したSIMフリーのiPhone7

台湾の携帯はSIMフリーが基本なので、このSTUDIO A以外で購入したとしても簡単にSIMフリーのiPhoneを購入することができます。
また中華電信、台湾大哥大、遠傳電信、台湾之星などの携帯キャリアで契約・購入しても機種自体はSIMフリーです。ただ日本と同じように契約には2年縛りなどの制限はあるようです。

日本ではドコモやソフトバンクの携帯キャリアで購入すると180日間はSIMフリーにできないという制限があり、複雑かつ面倒なのですが、台湾ではそういうことがないのがいいです。SIMフリーのiPhoneは海外へ行く際に現地の安いSIMカードが利用できるので本当に便利。

そして私が台湾でiPhoneを購入する最大の理由はカメラのシャッター音。日本と韓国ではマナーモードにしてもカメラのシャッター音は消すことができませんよね。(スクリーンショットはiOS10.2からマナーモード時は無音化になりました)
でも台湾や香港などで購入したiPhoneはマナーモードにするとカメラのシャッター音が出ません。ブログをやっている関係もあってか普段iPhoneでも写真を撮ることが多く、長い間海外で購入したSIMフリーのiPhoneを使っていると、あの「カシャッ」という煩わしい音がどうにも嫌なんです。

以前、台湾の中国文化大学で中国語を勉強していた時のこと。授業中、メモをとる時間がないので先生がホワイトボードに書いた説明をとりあえずiPhoneで撮り、後でノートに纏めるという作業をクラスメイトのほとんどの学生がやっていましたが、その時に「カシャッ」と大きな音が鳴るのは日本人と韓国人だけ。他の国の学生はスマホで撮っても音が鳴らないんです。その時に韓国も日本と同じで音を消せないんだと初めて知りました。
あぁ、あんなに勉強してた頃が懐かしい(笑)

というわけで私はカメラのシャッター音が嫌なので台湾でiPhone7を購入したようなものですね。日本で買えばお財布ケータイ機能も付いているし、台湾で購入するより安いんですが、台湾に住んでいる間はSuicaも使わないし、何よりもシャッター音がないのは本当に快適です。

以上長々と書きましたが、旅行ついでに台湾でiPhoneやアップル製品を免税購入しようと検討している方の参考になればうれしいです。

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店舗情報

STUDIO A

Web:STUDIO A

台北101内にアップルストアがオープンしたため、STUDIO A 101店は無くなりました

アップルストア台北

住所:台北市信義區市府路45號1階
電話:+886-2-8726-3500
営業時間:11:00~21:30(月-木、日)、11:00~22:00(金土)
Web:Apple 台北 101

台北市信義區市府路45號
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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 台湾で購入したiPhoneを日本で使うことはできますか?

  2. 先日帰国した際に利用したドコモ系MVNOのSIMカードでは問題なく利用できました。ただ日本と台湾で売っているiPhone7はモデルが異なり、台湾版のA1778(iPhone7)・A1784(7 Plus)はGSM専用なのでauやau系MVNOでの利用には向きません。ドコモやソフトバンクであれば問題ないと思いますが、そもそも台湾のiPhone7には今のところ日本の技適マークがないので日本での長期利用にも向かないかもしれません。

  3. ありがとうございます!
    台湾に長期でいる予定なのですが、たまに日本にも帰るので心配でした。

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