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台湾旅行におすすめ遠傳電信の4G LTEプリペイドSIMカードでインターネット

桃園国際空港第一ターミナル到着ロビー
桃園国際空港第一ターミナルの到着ロビー

台湾旅行中にスマホのネット接続をどうするか。ドコモなど日本の携帯キャリアが提供する海外パケ放題、Wi-Fiルーターをレンタル、ホテルや街中の無料WiFiなど方法はいろいろありますが、一番のおすすめは台湾の携帯会社が提供するプリペイドSIMカードを利用する方法です!便利で快適、しかも安いと三拍子揃ってます!

というわけで今回、私が最近乗り換えた台湾の3大携帯キャリアの一つ、遠傳電信(FarEasTone:略してFET)が桃園国際空港で販売しているプリペイドSIMカードの購入方法から使い方まで紹介します。
 

台湾の大手3大通信キャリアの一つ、遠傳電信

台湾には中華電信、台湾大哥大、遠傳電信の3大通信キャリアと、成長著しい台湾之星、亜太電信と通信キャリアが5社あります。今回紹介する遠傳電信は台湾の3大通信キャリアのうちの1社で、外国人旅行者向けにプリペイドSIMカードも提供しています。

遠傳電信は2014年6月に4G LTEサービスの提供を開始し、現在はプリペイドSIMカードでも4G LTEが利用可能になりました。遠傳電信はドコモのLTE国際ローミング対応事業者にもなっていて、台湾でドコモのパケ放題を使う場合LTEは遠傳電信の回線を使うことになります。(LTEは1日100MBまで)

プリペイドSIMカードを使用するにはSIMフリー端末が必要

プリペイドSIMカードを使用するためには、SIMフリーといわれる通信キャリアのロックがかかっていない端末が必要です。2015年5月から日本でもSIMロック解除が通信キャリアに義務付けられるようになり、ドコモ、au、ソフトバンクのスマホでも一定の条件をクリアしていればSIMロック解除が可能になりましたね。

各キャリアごとのSIMロック解除については以下から確認できます。

あるいは最初からSIMフリーのスマホを購入という方法もあります。例えば、日本のアップルストアで販売しているiPhoneは最初からSIMフリーです。私は台湾で購入したSIMフリーのiPhoneに遠傳電信の4G LTEプリペイドSIMカードを挿して台湾で使っています。

空港限定 遠傳電信SIMカードのプラン内容と価格

遠傳電信のデータ通信無制限SIMカードの価格表
遠傳電信データ通信無制限SIMカードの価格表

遠傳電信が空港限定で販売しているデータ通信無制限プリペイドSIMカードは全部で8プラン。滞在日数から最適なプランを選びましょう。

4G LTEデータ通信無制限プラン

プラン 価格(NTD) 通話(NTD)
(A) 3日間 300 100
(B) 5日間 300 50
(C) 5日間 450 300
(D) 7日間 450 100
(E) 8日間 450 50
(F) 10日間 500 100

3Gデータ通信無制限プラン

プラン 価格(NTD) 通話(NTD)
(G) 15日間 700 100
(H) 30日間 800 550

100NTD:約340円 (2016年4月20日現在)
通話:予めプランに含まれている音声通話の残高

例えば5日間プランは2つあり、(B)プランの価格は300元(約1,000円)で4G LTEデータ通信が5日間使い放題な上、50元分の音声通話も可能。(C)プランは150元高い450元(約1,500円)だが、その分音声通話が300元分可能なので、電話でお店を予約したり、現地の人と通話する機会が多い人は(C)プランの方がちょっとお得ですね。



桃園国際空港での購入方法

日本からも多くの航空会社が発着する桃園国際空港の到着ロビーでSIMカードを購入できます。ターミナル1・ターミナル2ともに各社がSIMを販売しており、遠傳電信のカウンターもあるので台湾に到着してすぐSIMカードを購入しインターネットに接続することができます。場所や営業時間は以下を参照してください。

ターミナル1の遠傳電信カウンター

大手3社が並ぶ桃園空港第一ターミナルのSIMカード売り場
大手3社が並ぶ桃園空港第一ターミナルのSIMカード売り場

到着ロビーへ出たら右へ。少し進むと右側に「電信服務」という赤い看板があり、ここで中華電信、台湾大哥大、遠傳電信の大手3社が並んでSIMカードを販売しています。

中央が遠傳電信の販売カウンター
中央が遠傳電信の販売カウンター

中央の赤い看板が遠傳電信の販売カウンター。
遠傳電信の営業時間は8:00~24:00

ターミナル2の遠傳電信カウンター

桃園国際空港第2ターミナルのSIMカード売り場
桃園国際空港第2ターミナルのSIMカード売り場

到着ロビーへ出たら左へ。突き当たりの左側に大手3社のSIM販売カウンターが並んでいて、一番奥に遠傳電信のカウンターがあります。

第2ターミナルも3社の中央に遠傳電信カウンター
第2ターミナル到着ロビーの遠傳電信カウンター

ターミナル2の遠傳電信カウンター。
営業時間は8:00~22:00
 

話がそれますが、今回桃園空港で携帯会社のカウンターを撮影していたら、昔のことを思い出しちゃいました。

初めて台湾に来た十数年前?は今のように海外で自分の携帯が使えなく、それでも旅行中に携帯を使いたい場合は、現地でレンタル携帯を借りて使うという方法でした。しかも今のように情報が豊富なわけでもない中、どうしても現地で借りて使ってみたかった私。旅行前に文字だけのホームページであれこれ調べて、ここ桃園空港でドキドキしながら、ノキアかモトローラ製の携帯を借りたことがあります。

なんとか無事に借りられたけど、台北市内のホテルへ向かうエアコンがガンガンに効いた寒い高速バスの中で、使い慣れない携帯の操作方法を覚えるのに苦労した記憶が 笑。あの頃に比べたら今は便利すぎて天国ですね。

購入時に必要なもの

  • SIMフリーの携帯端末
  • パスポート
  • 各プランには(A)~(H)までアルファベットが付いているので、遠傳電信のカウンターでそれを伝えればOK。言葉が通じなくても心配ありません。

    設定方法

    全SIMサイズ対応の遠傳電信4G LTE SIMカード(IF)
    全SIMサイズに対応の遠傳電信4G SIMカード(IF)

    購入時にスタッフの方へSIMフリーのスマホを渡すと全てやってくれたので、自分でやることは最後にインターネットができるか確認するだけ
    SIMカードのサイズは標準/Micro/Nanoと3種類ありますが、遠傳電信のSIMカードはどのサイズにも簡単に切り取れるマルチカットタイプでした。

    難しい設定は必要なし

    iPhoneのSIMカードを入れ替えると自動的にAPNが設定されるようになっていて、すぐ通信が可能に。難しい設定は必要ありません

    APN:internet
    ユーザー名:なし
    パスワード:なし

    空港で買えて便利価格が安い、そして設定がシンプル!はっきり言って全て日本とは大違い。オリンピックに向けて日本にも見習って欲しいものです。

    設定の確認方法 (iPhone)

    iPhoneの場合、下記の項目から設定内容の確認ができます。万が一通信ができない場合は一応ここの設定も確認しましょう。

    [設定] – [モバイルデータ通信] – [モバイルデータ通信ネットワーク]

    現地のSIMカードで通信ができるようになったら、あとはネットで現地情報を検索したり、LINEで家族や友達に連絡したり、台湾グルメの写真を送ったりと、楽しむだけ。普段使っているLINEやInstagramなどのアプリはそのまま使えます。

    インターネット共有をオンにすればテザリングも可能になり、スマホをルーター代わりにしてPCやタブレットもインターネットに接続できます。

    遠傳電信4G LTEの実力は

    遠傳電信4G LTE回線での速度計測結果
    遠傳電信4G LTE回線での速度計測結果

    実際に遠傳電信の4G LTE回線を使いスピードテストをしてみると、空港から台北市内へ移動する間はだいたい10Mbps~30Mbpsくらいは出ていました。そして桃園空港ではなんと60Mbpsを記録。これはかなり良いほうだと思います。ただ速度は場所や条件によって変わるものなので参考程度に。全体的に4G LTE回線はスマホでネットをするには十分な速さです。

    有効期限とチャージ方法

    SIMカードの有効期限

    遠傳電信のプリペイドSIMカードは購入日あるいは最後のチャージから6か月間有効で、有効期間内であれば同じSIMカードを再度利用可能。
    このSIMカードには台湾の携帯電話番号も1つ付いているので、チャージを繰り返し行えばずっと同じ電話番号を持ち続けることも可能です。

    チャージ方法

    台湾国内の遠傳電信の店舗、あるいはコンビニで、300元・500元・1,000元単位でチャージできます。

    快適でお得な遠傳電信のプリペイドSIMカード

    遠傳電信は台湾全土をカバーしているので、台北だけでなく台中・嘉義・台南・高雄・花蓮・台東、そして離島まで行っても問題なし。

    料金面でも例えば5日間の台湾旅行であれば、4G LTE回線がデータ通信量無制限で使えながら1,000円(Bプラン)・1,500円(Cプラン)という価格で利用できるのはとても魅力的。

    日本の空港で借りられる海外旅行用のレンタルWi-Fiルーターでも5日間借りれば保険料込みで5,000円はするはず。しかも通信料制限(例:250MB~500MB/1日)があるうえ、バッテリーの持ちは3~4時間と短いためWiFiルーターの他に重いモバイルバッテリーも常に持ち歩かなければならず、この上なく面倒。

    携帯会社が提供している海外パケ放題サービスは便利ですが、1日で1,980~2,980円、5日間では安く見積もっても1万円ととても高額。

    私は3年前まで海外へ行く時は簡単だからとソフトバンクの海外パケットし放題サービスを使っていましたが、今考えるとなんてもったいないこと!と思ってしまいます。それが年に数回ともなれば。その分、旅先で美味しいものを食べたりマッサージへ行った方がよっぽどいいですよね。

    iTaiwanや台北フリーなどの無料WiFiを利用する方法もありますが、場所が限られているうえ移動中や肝心な時に調べ物ができない、友達と連絡が取りづらいなど何かとストレスが付きまとうもの。

    各インターネットサービス比較

    各サービスのコストと利便性をの数で比較してみました。レンタルWiFiは荷物が多くなり、通信料制限もあるという点からも私個人の評価は低めです。

    サービス コスト 利便性
    プリペイドSIM
    レンタルWiFi
    海外パケ放題
    無料WiFi 無料

    まとめ

    Wi-Fiルーターを持ち歩く必要もない身軽さ、料金の安さ、そして空港で簡単に購入でき、いつでもどこでも高速インターネットに繋がる快適でお得なプリペイドSIMカードは、これからの台湾旅行に必須のアイテムです。ぜひ次回の台湾旅行で体験してみてください。

    そして今回この記事を書くにあたり、普段あまり行かない桃園空港まで行って写真を撮ったり、初めて台北駅から国光客運に乗って桃園空港まで往復で乗車したりといい体験ができました。たまには空港まで行ってブラブラするのもいいですね。

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    遠傳電信プリペイドSIMカード
    WEB:遠傳電信 公式HP

    桃園国際空港第1ターミナル 遠傳電信カウンター
    場所:到着ロビー
    営業時間:8:00~24:00

    桃園国際空港第2ターミナル 遠傳電信カウンター
    場所:到着ロビー
    営業時間:8:00~22:00

    桃園市大園區航站南路15號
    [大きな地図で見る]

     

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    COMMENTS & TRACKBACKS

    • Comments ( 7 )
    • Trackbacks ( 0 )
    1. はじめまして!興味深い記事をありがとうございます!
      質問させていただきだいのですが、
      現地simを購入し設定を終えると、
      自分の日本で使っているスマホのアプリなどは
      simを変えてもそのまま同じく使えるのでしょうか?

      台湾でLINEやInstagramなどで
      別行動の友人と連絡がとりたいと思っています。。
      simフリーのiPhoneを使用していますが
      それが無理なようならWiFiルーターのレンタルが
      無難でしょうか?

      現地simを入れるとどうなるのか教えてください^^

    2. イヌ派さん、こんにちは。simフリーのiPhoneに現地のSIMを挿して使った場合も問題なくそのままLINEやInstagramなどのアプリの使用はできますよ。日本の携帯番号への着信やSMS(携帯番号宛に届くメッセージ)受信はできなくなりますが、その代わり台湾の携帯番号での発信・着信、SMS受信は可能になります。

    3. 好好台湾さま

      お返事ありがとうございました!
      安心して初の台湾simを試してみたいと思います^^
      これからも台湾の情報を楽しみに拝見させてください。
      ありがとうございました◎

    4. 無事に帰国しました。
      今までのモバイルwifiに比べると荷物も少なく、
      自由度が高く本当に便利でした。
      ご教授いただきありがとうございました

    5. イヌ派さん、無事に使えたようで良かったです。一度使ってしまうと便利なうえに安いので手放せなくなりますよね。

    6. 興味深い記事ありがとうございます。今までレンタルwifiを使っていましたが、これからはSIMを買いたいと思います。
      一点教えていただきたいのですが、いつもバニラエアの最終便で桃園に到着するので、空港のカウンターが閉まっています。市内でも旅行者用のプリペイドSIMは買えるのでしょうか。

    7. NASKさま 市内での購入も可能ですが、空港と違ってプランや料金が異なる場合があります。以前、台北市内の台湾大哥大で購入した時もデータ通信無制限プランがなく、3GB、5GBなどの計量型プランしかありませんでした。またパスポートの他にもう一つ免許証などの身分証明書が必要になることもあります(対応する人やお店により異なる)のでご注意ください。

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